電車内の広告と聞いて、「中づり広告」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
車両の天井から吊り下げられ、乗車中に目にする機会も多い中づり広告。そんな中づり広告には、大きく分けて通常サイズの「シングル」と、2枚分を横につなげた「ワイド」の2種類があります。

シングルは、中づり広告のスタンダードなサイズ。一方のワイドは、シングル2枚分の横長サイズで、大きなビジュアルを見せたり、複数の商品や情報を掲載したりと、広いスペースを活用できるのが特徴です。普段何気なく目にしている中づり広告ですが、実際にはシングルとワイド、どちらが多く出稿されているのでしょうか?今回は、MRS交通広告データ集計システムを使って調べてみました。
出稿が多いのは「シングル」!でも大きな差はなし?

集計対象となった中づり広告は、全部で15,159件。
その内訳を見てみると、
シングル:8,437件(55.7%)
ワイド:6,722件(44.3%)
という結果になりました。
出稿件数が多かったのは「シングル」。
とはいえ、その差は思ったほど大きくなく、ワイドも全体の4割以上を占めています。
「中づり広告=シングル」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実際の出稿状況を見ると、ワイドもかなり活用されていることがわかります。
(※一般広告主の出稿傾向を見るため、MRSの調査対象となっている電鉄会社による出稿は集計対象から除外しています。)
業種によって、選ばれ方に違いも?
全体ではシングルがやや多いという結果になりましたが、業種別に見てみると、さらに違った傾向が見えてきました。

今回の集計では、飲料・嗜好品はワイドでの出稿が多い一方、観光・娯楽ではシングルでの出稿が多いという、対照的な結果となりました。
同じ中づり広告でも、業種によってシングルとワイドの選ばれ方には違いがあるようです。
もちろん、今回の結果には特定の広告主による出稿量なども影響しているため、「この業種なら必ずこちらのサイズが選ばれる」というわけではありません。
それでも、実際の出稿データを見てみると、業種によって使われ方に特徴があるのは興味深いところです。
中づり広告も、目的に合わせて使い分け
今回のデータでは、全体ではシングルが55.7%、ワイドが44.3%と、シングルがやや多い結果となりました。
一方、業種別ではワイドの出稿が目立つ業種、シングルの出稿が多い業種があり、単純に「どちらが主流」とは言い切れない結果となっています。
シングルはスタンダードなサイズで展開しやすく、ワイドは横長のスペースを活かしたダイナミックなクリエイティブを展開できるなど、それぞれに特徴があります。
広告の目的やクリエイティブ、予算などに合わせて、どちらを選ぶか考えてみるのもよいかもしれません。
電車に乗った際には、ぜひ中づり広告の「サイズ」にも注目してみてください。

当社では、今回ご紹介した広告出稿統計データ分析をはじめ、媒体社取材に基づく独自の動態把握・豊富な事例写真のストックなど、様々なOOH(交通広告・屋外広告)の“今”がわかる資料を保有しております。「中づり広告を出してみたい」「シングルとワイド、どちらがよいかわからない」「他社がどのような媒体を使っているか知りたい」といったご相談など、少しでも興味をお持ちいただいた方は遠慮なくお問合せフォームまでご連絡くださいませ。



